2025年04月07日
産後は関節や骨盤が不安定になりますが、ピラティスによって骨盤まわりが鍛えられ、体型改善はもちろん腰痛や肩こりなどの軽減にもつながります。
今回は、産後ピラティスの効果や開始する時期の目安、産後に通いやすいジムの選び方を解説します。産後の身体と心をいたわりながら無理なくボディラインを整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
産後のピラティスはいつからできる?
産後のピラティスは、一般的に3〜6ヶ月後を目安にスタートすることが推奨されています。
ピラティスはゆったりした動きではありますが、ほかのエクササイズと同様に、産後間もない身体には負担になってしまいます。「できるだけ早めにピラティスを始めたい」という場合でも、少なくとも産後1ヶ月健診で健康状態に問題がなく、医師から軽い運動の許可が下りた後に行いましょう。
なお、産後、身体が回復するまでの期間には個人差があり、出産時の状況や出産方法(自然分娩・帝王切開)などによっても異なります。自身の判断だけで運動を再開せず、必ず医師の許可を得てから体調の良い時に行うことが大切です。エクササイズ中に少しでも不調を感じたら、直ちに中止しましょう。
産後のピラティスで期待できる5つの効果
ピラティスはリハビリ由来のエクササイズであり、身体の状態に合わせてレベルや内容を柔軟に調整できるのが特徴です。そのため、産後の身体をいたわりながら無理なくケアできます。
ここでは、産後のピラティスによってどのような不調が改善するのか解説します。
1.姿勢が整う
2.崩れたウエストラインやぽっこりお腹を改善する
3.腰痛・肩こりが軽減する
4.尿漏れの早期改善につながる
5.胸式呼吸を意識することでストレスが軽減する
それぞれ詳しく解説します。
1.姿勢が整う
産後は骨盤が開いたり歪んだりしやすいうえ、赤ちゃんの抱っこや授乳によって姿勢が乱れがちです。また、ホルモンバランスの影響や運動不足により、姿勢を支えるインナーマッスルも弱まりやすくなります。
ピラティスは、体幹を意識した動きによってインナーマッスルや骨盤まわりの筋肉を鍛えられます。体幹の強化によって姿勢を支える力が向上し、正しい姿勢を維持しやすくなるのです。また、全身の筋肉をあらゆる方向に伸ばすことで柔軟性もアップし、日常生活の動作が楽になります。
2.崩れたウエストラインやぽっこりお腹を改善する
産後は骨盤の歪みや緩みによって内臓の位置が下がりやすく、ウエストラインが崩れたり、お腹がぽっこり出たりすることがあります。また、妊娠中はお腹まわりの筋肉が引き伸ばされて力が入りにくく、筋力も低下しがちです。
ピラティスで骨盤まわりやお腹まわりの筋肉を鍛えれば骨盤を正しい位置で支えられるようになり、ウエストラインの崩れやぽっこりお腹の解消につながります。「早めに妊娠前の体型に戻したい」「ボディラインを美しく整えたい」という方には、身体への負担が少ない産後ピラティスがピッタリです。
3.腰痛・肩こりが軽減する
産後に骨盤が歪むと腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすことがあります。また、赤ちゃんの長時間の抱っこによって腰や肩まわりの筋肉が緊張して凝り固まり、腰痛だけでなく肩こりも発生しやすくなります。
ピラティスは骨盤まわりの筋肉を強化するほか、筋肉の緊張を和らげて柔軟性を高める効果もあります。骨盤が正しい位置に戻り、背中や肩まわりの筋肉がほぐれることで、腰痛や肩こりの軽減につながるのです。
4.尿漏れの早期改善につながる
ピラティスは、産後に起こりやすい尿漏れの早期改善にも役立ちます。
骨盤の下には、膀胱や子宮、直腸などを下から支える骨盤底筋という筋肉があります。出産時は骨盤底筋に大きな負担がかかり、筋力の低下によって尿道の締まりが悪くなってしまいます。その結果、くしゃみや咳など、お腹に力が入ったときに尿漏れが起こりやすくなるのです。
ピラティスのエクササイズは骨盤底筋群を意識的に動かすことができ、筋力を強化することで尿漏れの早期改善につながります。
5.胸式呼吸を意識することでストレスが軽減する
産後のピラティスは身体の回復を促進するだけでなく、心のケアにも有効です。
ピラティスでは、肋骨を横に広げるように息を吸う「胸式呼吸」を用います。胸式呼吸をすると交感神経が優位になり、脳や身体の動きが活性化します。その結果、身体のすみずみまで血のめぐりが良くなり、エクササイズ後にはスッキリとした爽快感が得られます。
また、深い呼吸を繰り返し行うことで自律神経が整い、ストレス解消・リラクゼーション効果も期待できます。産後は育児の疲れや睡眠不足などでストレスが溜まりがちですが、ピラティスのエクササイズ中は「今、この瞬間の動きと呼吸」に集中できるため、自然に心が落ち着いてきます。
産後に通いやすいピラティススタジオの選び方は?
ピラティスは継続することで効果を実感しやすいため、できるだけ通いやすいスタジオを選んでおくことが大切です。産後に通いやすいピラティススタジオの特徴は、次のとおりです。
・キッズスペースがあり子連れでも安心して通える
・オンラインレッスンにも対応している
以下でそれぞれくわしく解説します。
キッズスペースがあり子連れでも安心して通える
産後にピラティスをするなら、子連れでも通えるスタジオがおすすめです。ピラティススタジオに通いたくても「子どもを預けられる親族が近くにいない」「自治体や民間の一時預かりはなかなか予約が取れない」など、預け先に困ることも少なくありません。
キッズスペースや託児サービスがあるピラティススタジオなら、子どもの預け先を確保できなくても安心してエクササイズに集中できます。
オンラインレッスンにも対応している
マットピラティスは専用の器具がなくても、マット1枚で気軽にエクササイズできます。対面だけでなくオンラインにも対応しているスタジオなら、子どもの体調不良や台風・大雨などで外出が難しいときも自宅でレッスンを受けられます。
オンラインレッスンを活用すれば忙しい方も家事や育児の合間を有効活用でき、移動時間や交通費を節約できるのもメリットのひとつです。
NICOはキッズスペース完備!産後もまわりを気にせずエクササイズできる
ピラティスは体型・姿勢改善に効果があるだけでなく、産後に起こりやすい腰痛や肩こり、尿漏れの改善にもつながります。
パーソナルジムNICOのピラティスは対面・オンラインの両方に対応しており、完全マンツーマンでレッスンを受けられます。キッズスペースにはバウンサーやおもちゃのご用意があり、0歳のお子さまもお連れいただけます。お子さまをお連れの場合、NICO二子玉川店ではスタジオの貸し切りもできますので、まわりを気にせずトレーニングに集中できます。
ぜひNICOのパーソナルピラティスで、出産前より美しいボディラインを手に入れましょう。