2024年10月18日
こんにちは
トレーニング×ピラティスの指導を行うパーソナルジムNICO二子玉川です。
今回は食物繊維が重要な理由についてです。
1.食物繊維とは
食物繊維は人体の消化酵素で消化されない難消化性糖質の総称であり、化学的には多糖類に分類されます。その多くは植物の細胞壁を構成する不溶性成分や植物細胞内の水溶性成分となります。
食物繊維は水に溶けるかどうかで水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分類されております。
⚫︎水溶性食物繊維
・ペクチン、植物ガム、粘質多糖類、海藻多糖類など
⚫︎不溶性食物繊維
・セルロース、ヘミセルロース、ペクチン、リグニン、キチン
水溶性食物繊維は熟した果物などに多く含まれています。水分を含むため胃で膨潤し、胃内の滞留時間を延ばして満腹感を与えます。結果的に血糖値スパイクやコレステロールの吸収を抑制します。
不溶性食物繊維は野菜、穀類、豆類などに多く含まれます。便の容積を増大させて排便を促進します。発がん性物質も一緒に排泄する為、がん予防の効果もあります。
2.食物繊維の働き
人体の消化酵素はデンプンやグリコーゲンは分解できますが、それ以外の多糖類の多くは分解することができませんが腸内細菌がこれらを分解してくれます。食物繊維は、大腸内の様々な細菌が嫌気的に分解し、短鎖脂肪酸に変換しています。
短鎖脂肪酸はエネルギー源として体内に吸収されたり、腸細胞の栄養源となります。さらに腸管の血流促進や腸管の運動を調整したりする作用もあります。
腸管の絨毛上皮は、静脈栄養のみで何も食べずにいると萎縮してしまい、腸の免疫機構が破綻して細菌が腸管腔から血液中へ入り込むようになりますこれをバクテリアルトランスロケーションと言います。食物繊維を多く摂取すると、絨毛上皮は成長してきます。食物繊維は、昔「食べ物のカス」と呼ばれ、便通を良くする以外に役に立たないものと考えられていましたが、このような腸管に対する生理機能が明らかになり重要性が増しています。肥満やガンの予防にも役立つとされ、実際に食物繊維を多く摂る国では大腸ガンが少ないという説もあります。生活習慣病の改善にも必要な栄養素と言えるでしょう!
3.最後に
食物繊維の大切さを理解できたでしょうか?
野菜が不足しがちな方や炭水化物は小麦中心な方は食物繊維が不足しがちです。食事の中で少し意識しながらおこなってみてください。
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店舗名:パーソナルジムNICO二子玉川
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